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【豆知識】山形県は雪対策発祥の地

雪対策のはじまりは…

現在は、道路の除雪など様々な雪対策が行われていますが、このきっかけは、楯岡村(現在の村山市)出身の松岡俊三代議士が取り組んだ「雪害救済運動」。松岡代議士は雪国の人たちが背負っているハンディキャップを支援する法令上の施策がなかったことから、国に対し、雪害対策の確立を訴えました。
これによりわが国初の雪に関する調査機関が新庄町(現在の新庄市)に設けられました。その後も本県出身代議士などの活躍により、雪対策に関する法整備が進み、雪害対策は今日に至っているのです。山形県は「雪対策施策発祥の地」ということ!!

克雪って?利雪って?

克雪(こくせつ)というのは「雪に克つ」、つまり雪に負けないっていうこと。
この言葉は昭和44年(1969年)に世界でも珍しい室内で自然に近い雪を降らせることができる実験棟を持つ「国立防災科学技術センター新庄支所」(現:独立行政法人防災科学技術研究所雪氷防災センター新庄支所)が山形県新庄市に設置された際につくられた言葉。 雪の害を克服し、快適な雪国の出現を理想としたもの。最近では利雪や親雪などの用語もあり、これは雪を害ととらえる事よりも雪とともに生活し、楽しむという考え方から作られた言葉のようです。

総合的な雪対策

山形県ではこれまでも、先人の活躍を踏まえつつ、雪による障害をいかに少なくし、克服していくかという「雪害・克雪対策」の視点と、雪を前向きに捉え、雪を資源として利活用する「利雪・親雪対策」の視点の二面から、 雪対策に取り組んできましたが、「雪国らしさを活かし、雪国に住むこと自体をプラスとして評価できる」ようにするため、「積もった雪をどうするかということでなく、 積もらないようにするにはどうするのか」という新しい観点を加えた「山形県雪対策基本計画(第3次)」を平成22年12月に策定し、県民の安全・安心な暮らし、さらには快適な冬期間の生活の実現を目指した総合的な雪対策に取り組んでいます。

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