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移住者体験談

藤井 さやかさん/岩手から山形へ移住

大学進学を機に山形へ!

藤井さんは岩手出身で、山形での暮らしは9年目になります。
山形に来た当初、よく「南部の人でしょう」と言われていたという藤井さん。確かに、南部独特の素朴で温かい印象を受けます。そんな彼女が山形を訪れたのは大学進学がきっかけでした。山形を選んだのは、岩手以外の場所で生活して視野を広げたい!という気持ちから。そして、「大学時代に自分の夢を見つける」という目標を達成するために、山形大学教育学部で生涯教育を学びました。ジャンルにとらわれず、子どもからお年寄りまで、広い分野での学びの場つくり盛り上げていくという活動が、自身の視野と選択肢とを広げてくれるだろうと考えたとのことです。

山形を活躍の場に

藤井さんは学生時代、ボランティア活動に参加し、子どもを対象とした福祉を学ぶ福祉体験塾や、一人暮らしのお年寄りとの交流などに精力的に取り組みました。山形に残ろうと決意したのは、その中での人間関係のつながりから。将来に不安を抱えた人、なにか自分の粋を超えて活動したい人のサポートはできないものか。もちろん、岩手に戻ってそこで新たに活動を立ち上げるという案もあるけれど、一緒にステップアップできて、活動を広げられる仲間は山形にしかいない!同じ目線、同じような価値観を持った仲間と、山形で活動したい!という想いが強かったとのことです。


学生の就業体験

若者支援団体での活躍

「自分もボランティアに際して地域の人から助けられた。社会人のようにはスキルがなくても、地域の人のためになにかできることはあるはず!」 学生時代のボランティアや交流の中で感じた想いから、今度は自分以外の若者や学生たちにも同じ気持ちを感じてほしい、そのためのサポートをしたいと強く感じた藤井さん。2007年、かつてのボランティア仲間とともに「NPOハーバランス」を立ち上げました。メインとなるのはインターンシップのコーディネイト。企業や大学と連携しながら、就業体験を希望する学生と、学生受入を希望する企業とをつなぐ取り組みをすすめています。

山形独自の文化に触れて

活動を続けてきた中で、山形ならではという地域性を感じたのは、「みんなで一緒になにかやろうという意識と環境が整っている」ということ。身近なところでは、山形の全県共通イベント「芋煮会」があげられます。街並みと自然との共生のなかで、みんなで協力し合ってひとつのイベントをつくり上げていく。それが自然にできるのは、県外出身者からすれば、非常に魅力的なものと感じられます。震災後の支援でも、県内のボランティアセンターに問い合わせが殺到したことを受け、「山形の人は内向的な傾向があると言われますが、震災をきっかけに、今までボランティアに関わったことがなくとも『自分にも何かできないか』と考え行動する人が沢山いました。そういう意識や気質を持っている人が山形にも沢山いるので、震災の支援活動に限らず、何か行動したい人と地域が一緒になって、手助けを必要としている人たちにうまくつなげられられるような仕組みづくりが大切なのではと思います。」と藤井さん。
山形で出会った仲間、山形だからこそ続けられる活動。この地で、藤井さんは自らの夢を掴み、躍進しています。

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