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移住者体験談

小野 はるかさん/福岡から山形へ移住

ゆかりの地・山形で暮らして10年!

小野さんは福岡生まれ福岡育ち。高校卒業までの18年間を福岡で過ごしました。酒田市にある東北公益文科大学(以下、公益大)への進学をきっかけにやまがた暮らしが始まり、現在は鶴岡市湯田川にある「九兵衛旅館」にてフロント係として働いています。
ご両親が鶴岡市の出身ということで、もともとゆかりのある土地でした。そのため、小野さんにとって山形は移住以前からプラスのイメージが強く、特に地元・福岡では見られない雪景色に対する憧れがありました。

大学生活と人のあたたかさ

小野さんが進路を決めた当時、公益大は設立1周年を迎えたばかりで、彼女は2期生に当たります。もちろん日本で唯一の「公益学」を学べる点も魅力ですが、なにより「新しい大学で自分もなにか新しいことに取り組みたい」という強い想いが、進路決定の大きなポイントでした。
実際の大学生活では、濁音の多い方言に戸惑いながらも、遠く離れた地での一人暮らしを庄内の友人たちに助けられ、山形の人の温かさを実感しました。3年次からのゼミでは、専攻した社会学から学ぶ楽しさを知り、恩師やゼミ生とは卒業後も親密な付き合いを続けているそうです。それが何よりの財産と、小野さんは言います。
また在学中行っていた結婚式場のアルバイト経験から、「お客様のハレの場をプロデュースし、喜んでもらえるのが嬉しい」と強く感じたことが、現在の仕事にも繋がっています。

地域の魅力に気づく仕事

現在の仕事に就いて6年目の小野さん。接客業ならではのトラブルや自身のミスで落ち込んでしまうことはあっても、お客様の笑顔や「ありがとう」のひとこと、そして職場への誇りが、仕事へのやりがいを生んでいます。
小野さんが勤める「九兵衛旅館」の目玉は、なんといっても地元の旬の素材を使ったお料理。既製品を使わず、全て心を込めて手づくりで提供しており、「お料理が美味しい」とリピーターになるお客様も多いとか。
また小野さん自身、お客様との交流で新たな山形の魅力に気づくことが多いそうです。仕事柄、山形の名所や観光地にはずいぶん詳しくなったものの、お客様から新たな魅力を教わることもあり、山形の名所の多さに驚かされています。


鶴岡市の旅館で働いています

隠れた遊び場の宝庫

「都会と同じように遊べる場所は少ない。だからこそ『遊び場』を自分で見つけていくことが、山形での暮らしを豊かにする」と語る小野さん。
そんな庄内通の彼女に観光名所を聞いてみると話題が尽きません。庄内地方だけでも、全国的に有名なお店や観光地が数多く存在します(たとえば、庄内産オーガニック食材を使用したレストラン「アル・ケッチァーノ」やクラネタリウムの「加茂水族館」、映画ファンにはたまらない「庄内映画村」など)。小野さんのイチオシは鳥海山の麓にある牛渡川で、そこでは鮭の遡上や孵化を見られるそうです。
山形を知ろう! 遊びつくそう! 小野さんの言うように、まだまだ山形には、私たちの知らない面白い場所がたくさん眠っているようです。

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