ジョージ・ヤマガタオンラインセミナー第10回
1 趣旨
この時期の山形県で取り上げないわけにいかないテーマ「さくらんぼ」
日本国内のさくらんぼの生産量は、ここ10年間平均で、18,300t程度です。山形県では、日本全体の約4分の3にあたる13,800t程度のサクランボの生産をしており、日本一のさくらんぼ産地となっています。日本一になるまで、「佐藤錦」に代表される品種開発や雨よけ栽培などの技術開発など、先人たちのたゆまぬ努力により日本一のさくらんぼ産地を築いてきました。
今回は、山形県園芸農業研究所の取組みを中心に、さくらんぼ生産現場の歴史と今をお届けします!
2 開催概要
形 式:ZOOMによるオンラインミーティング
開 催 日:4月1日のオープニングイベントから、毎週木曜日18:00から定期的に開催
参 加 費:無料
参加方法:フォームより会員登録願います。
会員登録いただいた方には、イベントごとに
ご登録いただいたメールに開催概要とZoomID等を送付いたします。
3 プログラム
令和3年6月17日(木)18:00~19:20
登壇者(園芸農業研究所で育成した品種~さくらんぼ~)
紅さやか
来歴:佐藤錦×セネカ(1991年品種登録)
特徴:6月上旬収穫の極早生品種
・赤肉だが、果肉が濃赤になる前の収穫が主体
・「佐藤錦」の受粉樹として適している
紅秀峰
来歴:佐藤錦×天香錦(1991年品種登録)
特徴:6月下~7月上旬収穫の晩生品種
・10g以上、糖度20%以上、果肉が硬く食味良好
・栽培面積は、「佐藤錦」に次いで第2位
紅てまり
来歴:ビック×佐藤錦(2000年品種登録)
特徴:7月上中旬収穫の極晩生品種
・10g以上の大玉になり、高温でも着色が良い
・食味濃厚、収穫後半に果面の窪みや軸抜けがみられる
紅きらり
来歴:レーニア×コンパクトステラ(2008年品種登録)
特徴:6月下~7月上旬収穫の晩生品種
・受粉樹が必要ない自家結実性品種
・9gと大玉、食味は酸味少なく、上品な甘さ
紅ゆたか
来歴:ビック×育成系統(2009年品種登録)
特徴:6月中旬収穫の早生品種
・早生としては7gと大玉で、甘酸ともに多く食味濃厚
・果肉軟化が早いため、収穫遅れに注意が必要
やまがた紅王
来歴:紅秀峰×育成系統(2020年品種登録)
特徴:6月下~7月上旬収穫の晩生品種
・3L~4L中心の大玉、果肉が硬く食味良好
・糖度は20%以上、酸味がやや少なく、上品な甘さ