ジョージ・ヤマガタオンラインセミナー 第6回
1 趣旨
〇山形県は経済活動別県内総生産のうち製造業が占める割合が25.4%(平成30年度)で東北首位であり「ものづくり県」である。
〇山形鋳物に始まった本県ものづくりの歴史は、明治以降農機具の製造、戦時中は航空機や航空部品の製造につながり、戦後はミシン製造で名を馳せた。
〇このように歴史に裏打ちされた多様な技術が連綿と受け継がれている山形県。時代のニーズとともに進化することで、伝統技術と高品質・高精度で裾野の広い技術が融合したものづくり産業群を形成している。
〇さらに、有機エレクトロニクスやバイオテクノロジーなど世界最先端技術産業も集積している。
〇今回のイベントでは、山形のものづくりを「常時」日本全国・世界とつなぎ新結合を生み出すキックオフイベントとするため、山形でものづくりを最先端で進めている企業や、山形とものづくりすることで繋がり発展している現状に光を当てることで、多くの方に山形のものづくりに興味を持っていただき、次の時代を作る「ものづくり」を一緒に考えていく。
2 開催概要
形 式:ZOOMによるオンラインミーティング
開 催 日:4月1日のオープニングイベントから、毎週木曜日に定期的に開催
今後の予定:4月:8日、15日、22日
5月:13日、20日、27日
6月:3日、10日、17日、24日
参 加 費:無料
参加方法:フォームより会員登録願います。
会員登録いただいた方には、イベントごとに
ご登録いただいたメールに開催概要とZoomIDを送付いたします。
3 プログラム
開催日時 令和3年5月20日(木)18:00~19:40
登壇者一覧
ジョージ・ヤマガタ
常時山形のスタートアップシーンと世界をつなぐ男。
クール&ワイルドな敏腕スタートアップ経営者で、お年寄りと子どもに優しい。
経済産業省中小企業庁金融課総括補佐
2007年入省。知的財産政策に携わった後、東日本大震災時には省エネルギー・節電政策を担当。シカゴ大学公共政策大学院への留学を経て、航空機産業政策に従事しつつ、省内の若手有志で空飛ぶ車プロジェクトを立ち上げ、将来ロードマップの提示、副業・兼業限定でメンバーを募る「週一官僚」等の企画を主導。現在は、新型コロナにより多大な影響を受ける中小企業の資金繰り支援に尽力。業務の傍ら、「美大生×官僚共創デザインラボ」を立ち上げ、社会課題解決へのデザイン活用を推進。
㈱菊地保寿堂代表取締役社長
1959年山形城主最上義光公の御用鋳物師として発祥した菊地家に生まれる。1983年十五代目菊地正道を襲名。以降日本芸術文化振興財団より褒章受章や「TEA EXPO2001 PARIS」での最優秀プレゼンテーション賞など、国内外で高い評価を得る。
2009年経済産業省「クールジャパン」製品製造企業に選定
2012年山形県産業賞受賞
2018年第7回ものづくり日本大賞東北経済産業局長賞
世界のお茶市場より、当社輸出ブランド「WAZUQU」テイーポットがパリを中心に世界で高い評価を得ており、世界で最も厳しい食品衛生基準のフランス基準を世界の同業者では当社だけがクリアしている。(2019.03現在)
主な職歴:内閣府地域活性化応援員、日本商工会議所政策検討委員会委員 等
㈱マイスター代表取締役会長
昭和19年8月10日品川区に生まれる。昭和45年東京から山形にIターン。昭和55年㈱タカイ工機設立。昭和63年㈱マイスターに商号変更。
平成9年「刃研シンポジウム」開催。平成11年「切削フォーラム」21設立。平成16年「山形県産業技術振興機構」評議員、「山形県村山地域未来研究会」座長、「モノづくりテクノサロン」代表。平成17年経済産業省「ダイバーシティ経営100選」にマイスターが選出。平成25年「寒河江市技術振興協会」会長。平成29年「旭日単光賞」を授章。平成30年経済産業省「地域未来牽引企業」にマイスター選出。平成31年GrindingTechnologyJapan2019基調講演
NECパーソナルコンピューター㈱執行役員生産事業部長
1963年生まれ、福井県福井市出身。
1988年にNEC入社。パソコン生産技術開発、生産システム開発を経て、1995年から8年間、米国パソコン工場勤務。パソコンの新製品導入、製造委託先立ち上げなどを担当。2003年より、NECパーソナルコンピューター米沢工場勤務。現在は生産部門統括及び地域経済活動(商工会議所、米沢電機工業会、山形工業会など)を担当しています。
㈱浜野製作所代表取締役CEO/スマートニッチ友の会の会長
1962年東京都生まれ。84年東海大学政治経済学部卒業、板橋区の精密板金加工メーカーに就職。93年浜野製作所創業者である父の死去に伴い、同社社長就任。「お客さま、スタッフ、地域」への感謝・還元を経営理念としている。産学官連携として電気自動車「HOKUSAI」、深海探査艇「江戸っ子一号」、異業種連携としてアウトオブキッザニアによる工作教室、工場巡りツアー・スミファを主催する「配財プロジェクト」、さらにはベンチャー企業を支援する「GarageSumida」など、多数のプロジェクト事業に取り組む。
㈱IBUKI代表取締役会長
大手化学メーカー、コンサルティングファームのディレクターを経て2004年に株式会社O2を設立。コンサルティング企業が製造部門を保有する新しい形を創造し、株式会社IBUKIを設立。
PM派遣のXrossVate、熟達者AIのLIGHTzを設立。異なる事業領域をグループ化するオープンイノベーション型の企業へと導く。
財務省関東財務局長野財務事務所所長。
関東財務局理財部金融監督第2課長、同局東京財務事務所総務課長、財務省大臣官房地方課業務調整官を経て、令和元年7月から現職。東京財務事務所勤務時、「東京活性化サロン」の活動を通じて若手経営者と交流、多くのスマートニッチに出会う。
山形県工業技術センターデザイン科主任研究専門員
宮城県仙台市出身、山形市在住。2001年東北芸術工科大学情報デザイン学科映像コース(現・映像デザイン学科)卒業。同年山形県庁入庁。最初に配属された県工業技術センター置賜試験場では米沢織に関するデザイン支援のほか、紅花や和紙を使った新たな糸づくりに携わる。2008年より本所にて県内企業のデザイン支援や山形エクセレントデザイン事業を担当。地域文化やものづくり技術を今の暮らしに活かす方策を日々模索中。
小林 剛也
政策クリエイター兼ストリートピアニスト。
財務省、国際機関、在ドイツ大使館等で勤務。「地域経済エコシステム」「スマートニッチ」など、新概念の創出と具現化に明け暮れる。釣り人。