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移住者体験談

大川 由紀子さん/2009年10月 山形市にIターン

山形との出会い

2007年夏。偶然の出会いがきっかけとなり、初めて山形を訪れました。
もともと国内旅行が好きで、いろいろな所に遊びに行っていたのですが、旅先で出会った方がとても魅力的に山形のことを語ったのです。その時はまだ山形へは行ったことがなく、あまり知識もなかったので、一体どんなところなのかと興味を持ちました。
初めて山形を訪れて、最初に目に飛び込んできた風景は、日本昔ばなしに出てくるような、かわいい三角の山々。「りんご」と「ワイン」が有名な朝日町を案内していただき、バイクに乗せていただいたのですが、空気がとっても気持ち良くて、これまで経験したことのない感覚にとても感激しました。
豊かな環境、そして何より出会う方がとても魅力的で親切な方ばかり。「また会いたい!」という気持ちから、以後たびたび山形に訪れるようになりました。


七日町御殿堰「KEN OKUYAMA CASA」

挫折と山形への募る想い・・・そして移住を決意!

朝日町をきっかけに、少しずつ山形に惹かれ始めていった2008年末、山形県内の町で観光関連の職員を募集していることを知りました。「自分が惹かれた山形に住み、魅力を発信することを仕事にできたらなんて幸せなんだろう。」という想いが募り、家族の了承を得て採用試験に臨みましたが、結果は不採用。自分でもビックリするほど落ち込んでしまい、こんなにも山形へ行きたかったのかと改めて実感しました。その後、自分に足りなかった知識を身に付け、新たなネットワークが出来ればと思い、東京でスクーリング・パッド(専門学校)の「農業ビジネスデザイン学部」に通い、農産品に付加価値を付けて販売するための情報発信の手法や、まちづくり等について学びましたが、その間も山形への想いは大きくなるばかりでした。
会社の上司の理解や家族の後押しもあって思い切って会社を辞め、2009年10月、就職先が決まっていないにもかかわらず山形へ移住しました。


日本人で初めてフェラーリをデザインした奥山清行氏がセレクトしたこだわりの品物が並ぶ店内

山形での新たな生活

移住前は収入が減っても山形の物価は東京より安いから大丈夫だろうと考えていましたが、実際に生活してみると住宅費以外の生活費は東京とあまり変わらず予想外でした。しかし、日常生活では初めて見る食材で料理を考えたり、お休みの都度出かけるドライブで素敵な景色を眺めたりと日々発見の楽しい毎日です。
現在は、山形市七日町のまちづくりの勉強会に参加した事がきっかけで、七日町御殿堰の「KEN OKUYAMA CASA」という店舗に勤めています。この店舗は、日本人で初めてフェラーリをデザインした工業デザイナーとして知られる奥山清行(おくやま きよゆき)氏の店舗です。奥山氏の著書「人生を決めた15分」は、移住前から私の仕事のバイブルと言える一冊であり、その方のお店で働かせていただいていることに、不思議な縁を感じます。お店にまた行きたい、山形には素晴らしいモノがあるのだなと思っていただけるようにする事が、自分の使命だと思っています。
山形では情報が東京ほど溢れている訳ではなく、自分が興味のあることだけに集中できる環境であるため、自分の興味のある分野を見つけ、自ら積極的に係わっていく事が大事だと思います。
そして山形にはまだまだ私の知らない場所、地域資源がたくさんあります。いろいろな地域に足を運び、仕事とプライベート両面から山形の魅力を発信して、一人でも多くの方に山形の素敵なところに共感していただけたらな。と思います。

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